自動車競技の世界ラリー選手権(WRC)を11月に主催する愛知県豊田市は、競技の一部を豊田スタジアムで実施する方針を固めた。ピッチの天然芝をはがして舗装路に改修する。競技場でラリーを開催するのは珍しいという。
WRCの最終戦「ラリージャパン」は11月16~19日に愛知、岐阜両県である。豊田市は、地方自治体としては国内で初めてモータースポーツの運営主体となる。交通規制された中山間地の公道などが競技エリア「スペシャルステージ(SS)」として使われるのが通例だ。
豊田市は当初、ファンや観光客が訪れやすいよう市中心部にある矢作川の河川敷に直線距離で約3キロのSSを計画。今年度、1億5千万円をかけて整備した。
しかし、競技団体などとの協議でこの河川敷近くにあり、市所有の豊田スタジアム(4万5千人収容)を使用する案が浮上。昨年のギリシャ大会でもオリンピックスタジアムがSSになった例もあり、市は同スタジアムでの開催を決めた。
スタジアムの芝をはがしてア…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル